「 人生100年時代を笑顔で送るためのお金の法則 」Vol.
ねんきんネットにオンライン上から登録するときに利用するアクセスキーは、「ねんきん定期便」に記されています。とはいえ、アクセスキーの有効期限はねんきん定期便が届いてから3ヶ月となるため、すでに過ぎてしまっているという人もいるかもしれません。そういう場合は、ユーザIDを郵送で取り寄せるか、次のねんきん定期便が届くのを待つことになります。 ねんきん定期便は、毎年1回、その人の誕生月に届くことになっています。年に1度しか発行されないためあまり意識していないかもしれませんが、誕生月にはねんきん定期便が届くと覚えておきましょう。次の誕生月にねんきん定期便が届いたら、ねんきんネットに登録してみてはいかがでしょうか? 年金見込み額が低すぎるのはなぜ? 「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」で見られる年金の受給見込み額が「低すぎる!」と感じる原因はいくつかあります。「これしかもらえないのか」とショックを受ける前に、それぞれの原因について当てはまるかどうか確認してみましょう。 ・「加入実績に応じた年金額」を見ている 「加入実績に応じた年金額」とは、これまでに納めた年金から計算された「現時点でもらえる年金額の見込み」です。しかし、実際には今後も年金保険料を納付することになるでしょう。「加入実績に応じた年金額」は、今後の納付額を踏まえずに計算されているもののため、かなり低い数字になってしまうのです。 ・年金基金や個人年金、確定拠出年金などに加入している 「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」は公的年金制度のサービスです。年金基金や個人年金、確定拠出年金などは私的年金になるため、これらに加入している人はその分の受給見込み額をねんきん定期便やねんきんネットで知ることはできません。老後の生活費についてシミュレーションするときは、年金見込み額を間違えないようにしましょう。 年金見込み額を上げるためにできることは? 年金見込み額を上げるための方法はいくつかありますが、一番効果的なのは、「年金を今後も払い続ける」ということです。年金加入期間が少なくなると、年金額はそれだけ少なくなってしまいます。年金の払い漏れがないようにしましょう。 また、第1号被保険者の人は、「付加年金」を支払うことで年金の見込み額を上げることができます。付加年金制度は普段の年金に400円上乗せするだけのため、少ない負担で将来に備えることが可能です。実際に年金を受け取る際は、200円×付加年金を納めた月数分の金額が年金に加算されます。たとえば10年付加年金を納めた場合は、200円×120ヶ月=2万4, 000円ですから、受給額を2万4, 000円増やすことができるということです。 そのほか、年金の繰り下げ需給を利用したり、年下の配偶者または子がいる場合に利用できる「加給年金」を利用したりする方法があります。正しい知識を身につけて、損をしないようにしましょう!
「あれ?確定拠出年金ってなんだっけ?」「加入しているのは認識しているけど、特に運用していない」という方は、是非この動画をご覧ください。税制メリットがあり、資産形成の強力な"味方"となる「確定拠出年金」を視覚的に分かりやすく解説しました。
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